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春うらら。
まだ雪は降っているので気持ちだけ。
でも実際に晴れ間が広がり暖かく、日中はプラスの気温が続いている。
それで、封鎖されたベランダを恨めしそうに眺めていたアレンもそわそわしだしている。
「なんなら玄関からでもいいけど」って感じで鼻先出そうとするからやめて欲しい。
脱走しないように気を付けなくては。
さて、今日はビビの話。
ビビは、アレンに比べると運動神経が悪い。
慎重ともいえる性格で、失敗しそうなチャレンジは基本的にしない。
なので、ベビ猫のときから「のぼれそうにない」物にはのぼらず、
「つかめそうにない」物には掴まない。
成長と共に出来そうかどうかのタイミングをじっと思い測り、行けると確証が得られるまで行動しない。
そんなビビが最近は高いところを責めていくようになり、
アレンしか行けなかったところにもどんどん行くようになった。
身体が小さくてちゃんと大きくなれるか心配だったビビが、
今やアレンと肩を並べて同じようにふるまっているなんて。お母さん感激だよ。

そんな二匹の様子をしみじみ眺めていたら、ふいに運動会となった。
前触れもなく始まる運動会。今回追いかけられるのはビビらしい。
ビビは必死で逃げている。
床を蹴り散らして、ガシャガシャガシャ!ガリガリ!ギャギャギャギャ!!って感じで天然木を削りまくっている。
アレンが後を追う。
ビビが必死の形相で逃げる。
アレンが後を追う。
ビビが……
ん?
なんか変だな。
部屋中を駆け巡る猫の足音を聞いていると、ビビは全部において必死さが出ているのに対し、アレンはどうも『タッタッタッタッ……』と軽い。
ギャギャギャ、ガガガ!
タッタッタッタッ……
ガシャガシャガシャ、ガッガッガ……
タッタッタッタッ……

二匹の様子を見ると、明らかにアレンが手を抜いている。
追いかけるというより、軽いジョグ、って感じ。
すごい余裕だ。
ビビが振り返ったら、
「おい、ちゃんとやれよ! ばかにしてんのか!」
って言われるぐらいの手抜き。
そうか、アレンにとってこの程度の走りは本気を必要としないんだ。
ビビよ。そんなに必死で逃げて
「ほらほらほら!捕まえてみろよぉ!」みたいな雰囲気出してるけど、
アレンの手のひらで踊らされてるだけなんだって。

不憫に思って撫でようとしたらすんごい頭振り払われましたわ。
マジな世界に手を出しちゃダメ、ぜったい。
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