それは食べ物じゃないよ。と言っても聞かない猫

運動会が近い。近所の学校からソーラン節が聞こえてくる。今日も晴れ。

アレンはビニールが大好きだ。気が付くとビニール袋をガジガジと齧っていることがあり、見かけると慌ててやめさせる。誤飲してしまうこともあり、うんちにビニールが混ざることもある。

思えば、これはアレンとビビの両方なのだけども、滑り止めのために敷いたクッションマットを齧ったり、段ボールや猫除けシートのトゲトゲしたプラスチックを噛むこともあった。
小さいときから異食だったのだ。とにかく問題の元は排除しよう、ってことでクッションマットもトゲトゲも捨てたし、ビニールは使い終わったらすぐ捨てるようにしている。

こういう、本来食べるべきではないものを食することを異食というらしい。

異食の原因は【ストレス】【幼児返り】【寂しさ】などが挙げられ、でもはっきりとした原因はわかっていないようだ。シャム系の猫によくみられると書いてあるサイトもあったけど、だからアレンも?
事実はわからない。

遊びが足りないと異食すると書いてあるのを読んで懸命に遊んだりもしたが、それでもビニールを見ると目の色を変える。なんでもってわけじゃなくて、スーパーのサッカー台に置かれた薄い感じのが好みらしい。ちなみにビビは猫草をあげたらやらなくなった。段ボールやトゲトゲを噛んでいたのが嘘のようだ。だから今異食するのはアレンだけってことになる。

ぷりーず、びにーるひも

先日棚の整理をした。上の談にビニール紐が入っていて、猫の手が届かない場所に避難したんだったと思い出した。大分高いところにあるし、気が付かないだろうと高を括ってその場を少しの間離れたら、1分後にアレンがビニール紐の端を口に咥えて急ぎ足で逃げようとするのがわかった。獲物を捕るとすぐ猫部屋に行こうとするんだ。すぐに取り上げたけど、油断も隙もあったものじゃない。「これなんだ?」と軽く触ったのを、実は見ていたのかもしれない。猫の観察力は侮れない。

アレンも猫草で満足してくれたらいいのに。そう思うけど、こればかりは嗜好だからしょうがない。今の対策は、とにかく目の届かないところに置くってことだけ。心もとないよね。家族が4人もいると、うっかり置きっぱなし、なんてことがあるから安心できないんだな。

じー。

それでもビニールを噛み始めると「シャクシャク」と音がするから、すぐに取り上げられるのだけど、でもやっぱり心配。
異食をやめさせるいい方法があればいいんだけどな。
次に病院に行ったら相談してみよう。

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