アレビビとの出会い<覚え書き>最終話

前回の続き。Vol.1から読む場合はこちら

ボランティアのYさんは年配でとても感じのいい方だ。
最初のお見合いに行ったときも家族全員で押し寄せる我々を快く迎え入れてくれ、
「かぶとを失ったときに辛くて」という話をしたときにうっかり涙ぐんでしまったが、
一緒に涙を浮かべてくれるような人だった。

Yさん宅に暮らす猫はどの子もゆったりとして穏やかで、愛されて育っていることがよくわかる。
そんなYさんに保護された猫たちは、本当によくケアされていて、最低限の躾を受けた状態で引き渡されるのだ。
たしかに生まれてすぐの子は可愛い。
でも、兄弟や親とすぐに離されてしまうと『噛み癖』や『分離不安』などの症状を抱えることがある。
Yさんはそういった心配をなくした状態で引き渡してあげたいと、猫と飼い主との両方のことを考えてくれていた。

Yさんとやり取りする前に他の保護サイトで何人かとやり取りをしたこともあったけれど、
そこでやり取りした数人と比べてもダントツで温かみのある、信頼出来る人だった。

そんなYさんから、
「今度の猫は可愛くてね。サイトに載せたらお見合いの数がすごいことになると思うの。必ず決まると思う。だけどまだ猫を飼われていないなら、是非お願いしたいなと思って」
と連絡を受けたのだ。

それが、アレンとビビだ。

こうして私たちは再びYさんの家にお見合いに行くこととなった。
そして実物と出会い、アレビビは我が家に来ることが決まったのである。

前回のお見合いで、怖がる保護猫に対する扱いが安心できると判断してくれたらしく、
アレビビを保護したときにすぐに頭に浮かんだと話してくれた。

そんな風に思ってもらえてとても嬉しい。
こうして家にきたこの子たちを本当に幸せにしてあげたいと心の底から思う。

<アレビビ出会い編>完。


2021年7月に保護された兄弟猫を迎えました。
名前はアレンとビビ。
二匹の成長と、猫との暮らしを綴ります。

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