アレビビとの出会い<覚え書き>Vol.3

前回のつづき。Vol.1はこちら

前猫かぶとロスを埋めるように見始めたYouTube、
猫動画を見ながらいつしか、
「いや、飼わない。だってあの辛さ忘れられないもん。
だけど、、、捨て猫がいたら飼っちゃうだろうなぁ!」

と、なぞのつぶやきを家族に聞かせ続けるようになっていた。

捨て猫がいたら……の思いが強すぎて、
歩きながら猫の鳴き声がしないか耳を澄ませるようになり、
寝ていても、家の周辺で段ボールに入れられた子猫が、
あるいは母猫が落としてしまった子猫が
ミャーミャー言ってないか耳をそばだてるようになってしまった。

ぐいーん、のアレン

そんなやばい母親に危機感を抱いたのか、

家族全員から、
「もう、猫飼えば?」と言われることとなる。
2021年のゴールデンウイーク明けのことだ。

「え、いいの?」

みんなから勧められて心躍る自分。
いや、飼わないんじゃなかったんかい。

猫動画を見る手が止まり、すかさず保護猫の譲渡サイトを開いた。

言ってなかったけど、保護猫サイトもチェックしてたんだよね。
飼おうと思ってたんじゃないよ。
飼おうと思ってたわけじゃないけど……。

遊び疲れて眠るアレビビ

白状すると、保護猫サイトを覗いては「この子が家に来たらいいな、、、」と夢想していたのだ。

ペットショップに猫を見に行ったこともあるけど(何度も)、
世の中には保護された猫が本当にいっぱいいる。
その子たちから迎えたいと真っ先に思ったのだ。

そこからどの子にしようかな、と探す日々が始まり、やがて運命と思える子に出会うことになる。

家族に聞くと、みんなもこの子がいいと言う。
そして歯車は動き出すこととなる。

(続く……)

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2021年7月に保護された兄弟猫を迎えました。
名前はアレンとビビ。
二匹の成長と、猫との暮らしを綴ります。

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