保護猫サイトでインスピレーションを受けた子は５兄弟。
家族で話し合い、二匹、兄弟で引き取ろうということになった。
お見合いは預かりボランティアさんのお宅で行われ、家族全員で会いにいった。
久しぶりに見る子猫はどの子も一様に可愛く、
どの子であっても構わないと思ったが「どれか決めて欲しい」と言われる。
かなりの数の引き合いがあり、希望の子は相性や飼育環境などを加味して決められるらしい。
4雄、１雌の５兄弟だったのでどうせならと雄雌１匹ずつで希望を出した。
結果、落選。
ボランティアさんの願いに『母猫と子猫のペアで引き取ってくれる人を優先する』というものがあり、
それを叶えてくれる人がいたらしい。
そのため、雄雌と希望した我が家は選ばれなかったのだ。
すっかり「あの子たちが来る！」と舞い上がっていた我々は、気持ちがしぼんでしまった。
きっとまだ猫を飼うタイミングじゃないんだ。
そう思い、猫を探すのはやめにした。
それから1カ月ほど経った6月の終わり頃、ポケットに入れていた携帯電話が震えた。
よく晴れた朝のことだ。
ベランダに出ていた私は、広がる青空の下で洗濯物を干していた。
携帯の画面を見ると、ボランティアさんの名前が表示されている。
「もしもし」
「お久しぶりです！ 突然すみません、まだ子猫を探していらっしゃいますか？
昨日子猫の兄弟を保護したのですが、どうですか？」
（続く……※長くてすみません、Vol.5で終了です????）
2021年７月に保護された兄弟猫を迎えました。
名前はアレンとビビ。
二匹の成長と、猫との暮らしを綴ります。
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