ハッピーバースデーの猫たち

曇天。
今日は「5/20頃に生まれたと思う」を頼りに設定した誕生日。
今日でアレンとビビは1歳です。

生後2ヶ月のビビ
1歳を迎えたビビ。寛ぎ方がマフィア

昨日、アレビビの誕生日プレゼントを調達すべく違うペットショップに行ってきた。
近くのいつも行く店とは違う店に足を延ばしてきたのだが、同じペットショップでも雰囲気が全然違う。なにがどうって説明するのは難しいけど、なんだか動物たちが元気な気がする。

一昨日行った店は寝てる子ばかりで、まあそういう時間なのかなと思ったりもしたが、とはいえほぼ寝てた。スタッフが近くを通りすぎても知らん顔。
反対に昨日行った店は半分以上が起きていて元気で、スタッフが通り過ぎるのを見ると大興奮でアピールする。犬たちはとくに。
真ん中にドッグランがあるんだけど、遊んでもらっているのかな。動物たちが生き生きしているといいね。不安な気持ちにならずに済む。

生後2ヶ月のアレンとビビ
1歳を迎えたアレン。眼差しが殺し屋。

なぜか触れる子がいたので頭を撫でてみた。犬を撫でるのは緊張する。犬の好きなことも嫌いなこともわからないからだ。でもその子は頭を撫でると嬉しそうに後ろ足で立って、めちゃくちゃ可愛い。しばらく撫でていたら近くでおじさんがじっと見てるのがわかった。どうしよう、なんか文句あるのかな。犬の扱いに自信がない私は無言でその場を立ち去る。少し離れたところからおじさんを見ると、おじさんはまだ犬をじっと見ていた。犬もおじさんを見て、来るのか?おおん?来るのか?みたいな空気感だ。怪しい……。こんなところまで来て犬をいびる気じゃあるまいな。そんな目で見ていたら別なお客さんが来て触れるワンコと触れ合い出した。ううむ、別な人がいる前では手出しできまい。

その間に目星をつけておいたおもちゃと猫ケーキをダッシュで取りに行き、そのままレジに向かった。

レジでは先客が支払いをしている。目の前に大型犬を載せるカートがあって、中に立派なゴールデンレトリバーが座っていた。黄金色の毛並みが美しいその犬は、カートからはみ出た尻尾をだらりと床につけている。
そのまま引きずったら汚いんじゃないかな……と思ったら飼い主が気づいて、

「あらあ、〇〇(犬の名前)しっぽが……」とつぶやいた。そうしたら次の瞬間、その犬はしっぽをさっと仕舞ったのだ。え、かしこすぎる。命令したわけでもないのに、飼い主の言うことを理解してすぐさま行動にうつすなんてすごすぎる。ふっと、アレンと呼んでもビビと呼んでも来る我が家の猫たちを思い浮かべてしまった。

おれたちのことをディスっているな……?

ゴールデンに気を取られて触れるワンコのことを忘れていた。買い物を終えて件のワンコのいるところに向かうと、さっきのおじさんがワンコと戯れていた。手つきも慣れている。ワンコも尻尾をちぎれんばかりに振っている。なんだ、遊びたかっただけか。そう思って見ていたら、おじさんがふとこっちを見て、急に遊ぶのを止めてしまった。あ、見られたくなかったのだな。ごめんなさい、蜜月を邪魔してしまって。

悪いことをしたなとそのまま出入口に向かったのだけど、ちらっと見るとおじさんはまたワンコと遊んでいた。犬好きのシャイなおじさんを見て、ちょっとだけ温かい気持ちで店を出た。
さて今夜はご馳走。アレンとビビが猫のケーキを喜んでくれるといいのだけど。

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