夕暮れに卵を買いに車を走らせ、猫はベランダで大はしゃぎ

猫のはなし
映画のはなし

特売日に出遅れた夕暮れ

昨日、娘の家電製品を準備するために家電量販店に行き、4時間半もいる羽目になった。あらかじめ買う物も決まっていたというのに、だ。

帰るときはもう夕暮れで、おかげですべての予定が狂ってしまい、セイコーマートの卵特売日なのにそんな時間に行って在庫があるわけがない。そういえば息子がもう帰ってきている。家に親がいると思って鍵などもって出ていないのに。

気をつけつつ急いで車を走らせると、家の前で体を冷え切らせた息子が帰りを待ちわびていた。
お腹が空いたという息子のためにセイコーマートに向かい、どうせ品切れているだろう卵コーナーを覗くと、果たしてまだ数パック、在庫があった。嬉しい。いつも行きつけのセイコーマートは多めに卵を買ってもなにも言われない。「もっと買わなくていいの?」と声をかけてくれるくらいだ。でも今回はやめておいた。ニュースで卵は品薄だと言っていた。みんなが等しく買える方がいい。それに、価格は驚くくらいに高い(1パック220円)。

映画の話『テーラー人生の仕立て屋』

隙間時間を使ってちょこちょこ視聴していた『テーラー人生の仕立て屋』を観終えた。

松竹公式YouTubeより

アテネにあるオーダーメイドの紳士服店を営むあるひとりの男性が、世の中の変化に順応すべく人生を仕立てていく物語だ。父親から受け継いだテーラーは斜陽で、その息子である主人公はちょっと風変わり。そんな主人公が織りなす、なんてことのない毎日は、ただ優しくただ淡々としている。しかしそんな淡々とした毎日も、日々を送る中で少しずつ世界が広がっていき、少しずつ周りの人間関係が変わっていく。

そんな様子を丁寧に描いた本作は、派手な描写や心揺さぶられる印象深い音楽に彩られているわけではない。けれど、主人公が変わっていく様子やそうして手に入れた温かみ、失ってしまった物々の描き方が巧みで、ハラハラしながら展開を見守っていくことになる。

わかりやすい描写が好きな人にはつまらないと感じるかもしれない。でも、とても美しい映画だと思った。
主人公を演じたディミトリス・イメロスが何者だろうと調べたけれど、この作品以外の出演は確認できなかった。55歳だそうだ。彼はいったい、何者なんだろう。

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今日の猫

かわいいあんよは誰だ

ベランダに出られるようになり(まだ少しの時間だけれど)、毎朝「出して欲しい」とねだる猫たち。

それでも朝の気温は決して高くはなく、1℃や0℃で、かろうじて氷点下にはならないという程度だ。
でも、構わないそうだ。少しでもいいから外に行きたいらしい。

まだ雪残るベランダ
挟まるアレン。助けに行けないからそこにはいかないで欲しい

そんなアレビビも5月で2歳になる。まだあどけなく、まだ小さい。私にとっても家族にとっても、まだ赤ちゃんみたいに幼い存在だ。

と、そう思っていたし、そんな気持ちでカメラを向けていたのだけれど、ふと、娘が猫を抱っこしているのを撮影して思った。

いや、でかいな

もっと大きくなぁれと思っていたけれど、どうやらもう十分みたいだ。

えっへん!ぼく、もうおとな

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