夜中に、ラーメン。そしてまた会おう猫たちよ

先日、どうしても夜まで起きていなければならないことがあり、用事を済ませていたら深夜2時を回っていた。

たしかその日はいつもより早い夕食で、5時半ごろに息子としゃぶしゃぶを食べた。6時から習い事があったせいだ。それから9時間が経ち、お腹がぐうぐう空いていることに気づく。いつもならそんな時間に食事を食べたりはしないのだけれど、なんでだろうか「もういいかな」と思い、マルちゃんラーメンを食べることにした。

東洋水産の袋ラーメン

子供のころ、カップラーメンを食べることがほとんどなかった。「体に悪いから」とかそういう理由ではない。なぜなら袋ラーメンはよく食べていたからだ。六人家族であったのでコスパが悪いためだろう。

義姉や妹が家族にラーメンを作るときは、野菜をたっぷりと入れるらしい。我が家もみんなに出すときは野菜を入れることもある。でも、入れないときもある。ただのスープに浸った麺。ひとりで食べるときはメンマをトッピングする。メンマをたっぷり入れて、時々餅を入れる。子供たちにはそんなシンプルラーメンが人気だったりする。

さて、そんなことをつらつら思い出しながらラーメンを啜っている一方、猫たちはいつまでも寝ない飼い主を不思議そうに眺めている。寝ないばかりか食事まで摂ろうとして、なにが起きているのかわからないとばかり、家じゅうをドタバタしはじめる。

自分たちのごはんの入った器を見にいって、「入ってないけど」という顔をする。

ぼくらのごはんがからっぽですが

つきまとわれてもあげられないんだ。
そう言ったところで納得がいくはずもない。

じ、っと見るアレン

しばらく目の前でこちらをじっと見つめていたけれど、最後には諦めたみたいに、二匹でバリバリボウルで丸まっていた。でもその目はしっかりと開いていて、

「ごはんを貰える様子があればすぐに動けるぞ」

と言っているみたいにみえた。

ごめんよ、深夜に日中かのような動きをしてしまって。

ねむってると思うなよ

お腹が満たされて眠くなった私は、猫たちに悟られないようこっそりと居間の電気を消した。やばいな、明日の朝胃もたれするかも。そんなことを考えながら階段に向かうと、背後で誰かが忍び寄る気配がする。

まずい。これ以上気を持たせてはいけない。
私はダッシュで寝室に逃げた。

また明日会おう、猫たちよ。

おのれ…

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