子猫のおしっこ問題（続き）

2022年2月16日2022年9月23日

（前回の続き）

布団を3枚犠牲にして眠れぬ夜を過ごす人間共であったが、
その間にシステムトイレをもう一台増やした。
それで、大きいシステムトイレ2台と子猫用トイレ１台という布陣が出来上がった。

しかし、システムトイレを増やしたぐらいではまだ万全ではない。
どれほど同じことを繰り返すのだこの馬鹿たれが、とならないために我々は猫砂を変えることにした。

などと書くと自分らで検討を重ねたように思われるかもしれないが、全部Ｙさん（預かりボランティア）のアドバイスだ。

「砂の感触が好きじゃないのかもしれない。小さい粒が好きだったから、出来るだけ小さい粒にしてみたらどうだろう？固まるのが好きだったから、思い切って変えてみるのも手だと思う。うちで使っていた猫砂の情報送りますね。これの場合、匂いのないやつがいいと思う」
といって使っていた猫砂の画像とURLが送られてきた。
なんて迅速で的確なんだ。
たしかに、言われてみるとそうとしか思えない。

アンモニア臭で眠れぬ夜を過ごす身としてはアドバイスに縋る以外方法はなく、
すぐさまＹさん（預かりボランティア）宅で使っていた『ニオイをとる砂』に変えた。

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システムトイレはおしっこを取らなくてもいい仕様になっていて、1週間に1回吸収シートを交換するだけでいいし、猫砂も1カ月に1回取り換えればいいというものだ。うんちはさすがに取らなければならないけれど、おしっこを取る作業がないのは大変楽で、働く人にとってはありがたいものである。前猫かぶとの時に使っていたこともあり、システムトイレ一択での購入だった。

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しかし、こうして粗相が続くとその仕様に問題があると考えなければならない（だってYさん宅での2ヶ月間、粗相したことないっていうんだから）。猫砂は1週間に1回だから「二匹いるし3日に1回でいいね」「砂替えは2週間が目安かな。子猫だし最初は1ヶ月でもいいか」という考が甘すぎたのだ。
猫だって好みがある。それを「身をもって知れ」ということだろう。
楽をしようとする人間の本質にNOを突き付けるビビ。さすが洋猫の血が入っているだけある。

人間本位の効率を求めたこと、猫本位の意識改革が全く出来ておらなかったことを内省し、トイレの砂をまるっと替え、ペットシートも毎日交換するようにした。
心からの謝罪が功を制したのか、単に猫砂の懐かしい足触りに満足をしたのかわからないが、これによりビビの粗相は終わりを告げた。

で、冒頭に戻ってトイレ「猫トイレで悩んでいる。」ですよ。

猫と映画と本さえあれば

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前述したようにトイレに関しては大変に繊細な猫ちゃんであるビビを、我々家族は警戒しており、
毎朝、夕、寝る前とせっせと猫砂を綺麗にしている。
一番気に入って使うのが子猫用の小さいトイレなのでもしかしたらシステムトイレのあみあみが好みじゃないのかもと考えて大きいトイレをもうひとつ買った。

それでトイレが4個になり、ひとつは封印したので3個が常駐されている。

だけど、お気に入りが子猫用の小さいトイレなのですよ。
ビビが特にこればかり使っていて、どうしても汚いと感じたらほかのトイレにも行くが、結局子猫トイレにも戻ってきたりする。
アレンは多分どのトイレだっていいんだけど、ビビが気に入っているせいか「じゃあぼくもそっちで」みたいに連れション感覚で利用するから子猫トイレの使用率が８0％を超えているのだ。

身体が大きくなってきたアレビビは狭そうに排泄をし、狭そうに砂をかく。
身体が大きくなってきたアレビビは狭いトイレの中で猛烈に砂をかくので、その砂は全部外に飛び散る。
トイレの中から砂が減り、隠したい物は隠せてないし、「あれ？なんで？」みたいにパニックになってやたらと砂をかく。砂こぼれる。砂かく。砂こぼれる。砂か……。

隠れるまでやりたいからアレビビはいつまでも砂をかく行為がやめられない。
最近ではうんちが外に落ちていたり問題なんですよ。

おとうさんは「子猫用のトイレを撤去したらいい」と言うんだけど、
それをしてまたビビが
「あ？　おれの砂ねーけど。腹立つわー。布団におしっこしたろ」
と、ならないか恐怖で行動に移せない。