朝鮮王朝時代の嫁姑バトル!『シュルプ』~キム・ヘスから目が離せない!ネトフリ独占配信ドラマをご紹介

今週末は、私が今ドはまりのドラマを紹介しませう。

目次

シュルプ

紹介したいのはネットフリックスで独占配信中のドラマ、『シュルプ』

netfrix配信_シュルプ

これが今、めちゃくちゃいち押し。

韓国ドラマか~長いんだよな~

と、10話どころか16話ぐらい平気で繰り出してくる韓国ドラマは結構手が出しにくい。
でも、これは韓国で放送された直後に日本語版がアップされているらしく、私が見始めたときはまだ2話しかなかったわけ。

それで試しに観てみようかしら?

と思ったらハマってしまったのであります。
まだ連続放送中だけど、公開予定エピソードが16まであるから結局長い話らしい(12/4で全話配信済み)

放送局tvn
配信先Netflix
キャストキム・ヘス(主人公)
キム・ヘスク(悪役)
チェ・ウォニョン(主人公の夫、そして王)
ペ・イニョク(王の世継ぎ)
ムン・サンミン(世継ぎの弟)
放送期間2022/10/15~2022/12/4

そんなわけで以下、簡単なあらすじと、すっかり魅了されたキム・ヘス(主人公)について説明書きでございます。

雅な世界の嫁姑バトル

シュルプというのは昔の朝鮮語で『傘』という意味らしいですよ。
でも、傘の話ではない。
※私の傘の下で守りますよ…みたいな感じかしら?
 一話で主人公が傘をさして外出するシーンがとても印象的。傘の下で繰り広げられる不穏な気配を案じさせる、素晴らしいスタートになっています。

内容はざっくり書くと、韓国王宮で繰り広げられる嫁姑バトル

目力の強さが半端ない正室である妃(嫁)と、狡猾さが全身に漂う大妃(姑)がバッチバチにバトルするストーリー。

…という書き方をすると身も蓋も無く軽い感じだけど、そんなことはまったくない!

我が子が世継ぎとして立派に成長しているので、安心してその弟らを伸び伸び育てていた母である王の嫁。
この嫁・正室ファリョンを演じるのが<奇跡の五十代>といわれるキム・ヘスが、誰に媚びることのない強気な嫁を堂々と演じている。

それがまたかっこいいのなんのって。

しかしそんな嫁が気に入らない姑は、あらゆる手段を講じて嫌がらせに似た行為を繰り広げる。
大勢いる側室に「おまえの子供をいい位置につかせてやる」的なことを匂わせて焚きつけ、正室であるファリョンをなんとか引きずりおろそうと必死にしかけていくという展開だ。

時代も時代だからすぐ『死』をちらつかせる。物騒ったらありゃしない。

姑役のキム・ヘスクがふってぶてしい狡猾な古だぬきぶりを生き生きと演じていて、キム・ヘスとの対立が鮮やかたるや。

日本の時代劇はあまりやらないけど、韓国王朝だとよくある題材の『世子争い』がキーとなっている。
だから全然『胸キュン』とかではない

とにかくキム・ヘスが素晴らしい

このドラマがここまで引き込まれるのは、壮絶な駆け引きを繰り広げる嫁姑バトルにあるのは確かなんだけど、妃を演じたキム・ヘスがあまりに堂に入っているせい、ともいえる。

あの目力、あの眉クイ、開かずとも語る口元に凛々しい横顔。
王の妃であるという立場に一ミリの隙も与えない威厳が全身から放たれているのが、画面越しに見てわかる。

妃でありながら、あたかも武士のような猛々しさを醸し出せるのは、この女優の力なのだろう。
(お陰様ですっかりキム・ヘスファンになってしまい、最近『ハイエナ』と『未成年裁判』も観てしまった)

正直どの顔もキム・ヘスなんだけど(どれをとってもキムタクと言われるのに似てるかもしれない)、しかしすべてその役柄にぴったりに思える。

重厚な役もコミカルな役もシリアスな役も、全部。

このシュルプにおいてはその全部を余すところなく堪能できるといえる。

それに王子たちがカッコいい

世子役のペ・イニョクは完璧な王子を演じている。学問や武芸に秀で、誰もがその才能を認めているし、なにより弟たちからも慕われている。人望も厚く、母(嫁姑バトルの嫁)は世子がいればそれだけで安心していられる様子だ。

そんな兄を慕う弟たちが4人、中でもワケアリ王子を演じるムン・サンミンが甘いマスクで場を華やかにしてくれる。彼に与えられる使命はとても大きな物になるが、母譲りの真っ直ぐな気性で物語をぐいぐいと引っ張っていくことになる。

悪者が悪者の顔をしている

妃にとって敵は大妃だけではない。

大妃を祀りあげる大臣たちや貴人たちもまったくもって気を許すことが出来ない。
隙あらば引きずりおろそうと画策する大臣はどこから見ても悪人面だし(きっとどこかで死ぬ)、気位の高さがウリの貴婦人風情はツンとしつつ結局「なんかやりそうな顔」をしている。

悪人がわかりやす過ぎるが、結局ハッピーエンドになるのだろう、それまで何をしでかしてくれるのかとハラハラしながら観るのもまた楽しい。

騙されたと思って見てみて

このドラマを手掛けるのは【スタジオドラゴン】です。
あの、コロナ禍に世界中をメロメロにさせた『愛の不時着』を手掛けた会社ですね。

オリジナルストーリーで世界を魅了するプレミアムストーリーテラー集団です。

スタジオドラゴンHPより

他にもたっくさん手掛けているらしく、どうりで「このイントロダクション見たことあるな」状態だと思った。

物語を完成させるのは役者だと思うけど、その土台をつくるのは制作会社。スタジオドラゴンが作る作品はどれも心理描写が巧み。シュルプに関して言えば、知らない単語がいっぱい出てくるし名前も誰が誰だかわからなくなるし(覚えが悪いだけ?)、早々に挫折してもおかしくないような内容でもちゃんと視聴者が理解できるように作られている。

表情や態度に引き込まれるから、多少意味のわからないところがあっても無問題で見続けられる。

まぁ…うんちくはどうでもいいんですよ。

つまり言いたいのは、

騙されたと思っていいから観てみてってこと。

世子争いは物語の中盤を過ぎたところでひと段落します。
そしてそこからまた新たな火種がついていくんだけど、それもまた面白くて結局やめられない止まらない、かっ〇〇びせん状態。

ただの嫁姑バトルで終わらないから!

「歴史物はな~」
「韓国ドラマ?どうせメロドラでしょ」
「長くて途中で飽きてくるんだよね」

と思っててもいいから観てみて欲しい。

そしてキム・ヘスの魅力におぼれてください。

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