夜寝ようとすると、枕に猫がどっかりと寝ている。
枕の四分の一くらいしかスペースが無くて、その隣にそっと頭を置く。猫が逃げてしまわないように出来るだけ頭を動かさないようにする。
スマホをいじりながら、頭の後ろで猫を感じて幸せになる。
夜がそんな風に更けていき、数時間して目が覚めると体が痛い。意識の底で体を動かさないようにしているせいで、寝返りを制御していたのだろう。ふと見ると、枕の四分の三は空だった。
猫は、いつの間にか消えていた。

さて、恒例の体重測定。
アレン…5.3kg
ビビ…5.6kg
飼い主…
おっと、、いらない情報を出すところだった。
猫の体重測定は猫を抱っこして体重計に乗り、そこから自分の体重を引くわけなので否が応にも自己体重を知る羽目となる。そして毎度毎度少しずつ増えていく体重に恐れおののいている。

アレンもビビも先月から200gくらい減っている。食べているのに。
なぜかな…と考えてみると思い当たる節がひとつだけ。
先月から毎日ブラッシングをするようになったことが関係している気がする。
それまでもちょこちょこと気になればしていたけれど、撫でるといつも手のひらに毛がつくので、思い立って毎日やることにしたのだ。
毎日やっていればやがてさほど出なくなるだろうと思った毛だったが、それが甘い考えだと気づいたのは二週間も経ってから。
やってもやっても、毎日もっさもさに毛が取れる。
前猫かぶとが短毛だったから…というより、これまで短毛猫しか飼ったことがなかったから侮っていたけれど、中毛以上の猫とは、こんなにも毛が出るものなのだな。
そう、1ヵ月で200gも体重を減らしてしまうぐらいに。
そういえばやけにほっそりした気がしてはいたけれど、、、
