※本編は下にあります
人道支援を行う団体をピックアップしています
↓↓↓
*********
※ここから本編
アレビビが9ヶ月にして体重5kgを超えた。
猫の平均体重は、同じ頃であれば3~4kg程度らしい。
大型の猫だと5kgになる子もいるというので、
アレビビは大型の血が色濃く出ているということだろうか。
顔はまだまだ幼い。つぶらな瞳に細い鼻筋についた小さな鼻。
可愛さしかないのに、体だけがいっちょ前に大きくなっていくのだね。

大きくなるといえば、
子供の頃にひよこを飼ってて、「このまま大きくなったらどうしよう」と思ったことがある。
お祭りの縁日で買ったひよこを2匹、玄関先で飼っていたのだけれど、
1ヶ月もすると頭のてっぺんに鶏冠が出てきてぎょっとし、
「ニワトリになるのか?」と怖くなったのだ。
しかもこんなに早く。
まだひよこ時代を堪能もしていないというのに、なんてことだ。
当時家の近くにひよこを飼っている家があって、
早朝5時過ぎくらいから大きな声で「コケコッコー!」と鳴いていた。
それはそれは大きな声で、辺り中に朝をしらしめていたものだ。
その姿を瞬時に思い出した。
うちもあんな風になるの?
ところがほどなくして、ひよこは我が家から消えた。

当時あちこちにいた野良猫が、家の中に忍び込んで連れ去ったのだ。
私は驚き、悲しみ、猫の侵入を易々と許した母を恨めしく思ったが、
実は一方で、
「ニワトリにならなかったな……」と安堵していた。
にわとりになっていたらどうしていたのかわからないけれど、
そうなることは親もわかっていたはず。
それでも飼っていいと言ってくれたのだから、もしニワトリに成っていたら、
きっと早朝に彼奴らは鳴いたのだろう。
ひよこが消えたその夜、布団に突っ伏しさめざめ泣きながらも、
頭の片隅ではそんなことがちらりと掠め、
「そうか、ひよこは消えたのか」とどこか冷静に思っていたのだった。

生き物を飼うって思いつきとか可愛いだけじゃないからね、って話。
君たちが虎ほど大きくなってもI LOVE YOUだよ
ランキングに参加しています↓↓
良かったらクリックお願いします^^

猫との暮らしランキング