おいで、おかあさんの膝はいつでもウエルカムだよ

アレンが立ち去ってしまった。

今しがたまで膝で眠っていたアレンが、立ち去って定位置のバリバリボウルへ行ってしまった。
なぜなら私がもぞもぞしたから。
我慢していたけど耐えきれず、もぞもぞと動いてしまったからだ。

みあげるアレン

普段からアレンもビビも膝に乗ってくることがない。
余程居心地が悪いのかとも思うが、まあ恐らくはそうではない。

アレンとビビと、二匹でいればいいので人間など必要としていないのだ。

と、思って信じていたら昨日、普段ソファーでゆっくりすることも少ない娘がたまたま座った瞬間、
すかさずビビが近づいて、その膝に座り込んでいた。
最も長い時間アレビビと過ごしている母の膝には来ないのに、
ちょっとだけと座った娘の膝にはあっさりと。

なんで?

いよいよフラれてやけになる母だったが、なんと先ほどアレンがやってきた。

遊んで欲しいのかなと思ったらそのままちょんと座り込み、
グルーミングついでに腕をガジガジ噛んで(すごく痛い)、満足したのか眠りについた。

あぁ!ついにこの日が!

嬉しすぎてニヤけていたが、なにせようやく来てくれた子が
離れていかないようにしなければならない。
ここはむやみやたらと触ったり、耳元でカシャカシャと不快な音(撮影)をさせないようにして、
心地よく過ごしてもらわなければ。

アレンの撮影をじーっと見るビビ

と、じっとすること5分。

足が痺れてきた。ついでにお尻も痛い。
薄いせんべい座布団に座っているからだ。
まさか来るとは思わないから両足を投げ出した格好で座っていたせいだ。

うぅ、しかしもう少し我慢しよう。
こんなに素敵な時間がようやくやってきたのだから。

で、我慢を念頭に置いて5分。

おかあさんはごはんだけくれればいいです

いよいよ足の痺れとお尻の痛みが限界になってきた。変な姿勢のせいで腰も危うい気がする。
……くっ、たった10分しか堪能していないのにこの幸福を手放してなるものか。

堪えろ、堪えるんだ!

と、苦悶していたらそれが身体に伝わって、ついぞもぞもぞしてしまった。

「あ、邪魔でしたか? どけますねー」

もぞもぞを感じ取ったアレンは、物分かりよくさっさと立ち去ってしまった。
ぐあぁ、無念。せっかく来てくれたのに。
泣きぬれながら体制を整えようとすると、
足がバリバリに強張り、金縛りにあったみたいに動かない。

猫が立ち去り、温もりが冷えていくのを感じながら尚、
老いと向き合う時間までおまけにくれるとは。

いけず。

こっちの方がねごこちいいや

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アレン

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